
45年前の貧乏オーディオマニアの高校生の時に大枚はたいて購入したものです。
当時オーディオフェアでSTAXのコンデンサヘッドホンの音に圧倒されたものの高価で買えるわけがなく、物色していたところこれに出会いました。
決してドンシャリではなく、素直な透明感のある音が、STAXにも通じるところがあり、長年愛用してきました。
しかし、ヘッドバンド枠が割れ、プラグの付け根が断線したため修理を試みました。

ヘッドバンド枠はクリアファイルを元の枠に合わせて切り取り、元のファブリックを接着しました。
枠の中抜きも考えましたが、強度の点であえて抜かないことにしました。

ケーブルは長さがもう少し欲しかったので、プラグ付きケーブルを途中で継ぎました。
今どきφ6のプラグは今時使い道がないので、φ3.5のものを選択しました。
半田付けして、ビニルテープで巻き、チューブを被せました。
このような細いケーブルにビニルテープを巻く際は、テープ幅を細くして巻く方が綺麗に巻けます。

パッドはAmazonでサイズの合うものを選び、両面テープで貼りました。
少々ふっくら気味ですが、肌触りも良かったです。

いろいろな方のブログにも修理して使う記事があり、やはり名器だなと思いました。
半世紀近くも性能劣化を感じずに使い続けられるものは素晴らしいです。
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