Violin顎当ての製作

センターに近い部分で支えられてコンパクトな顎当てが欲しくて作りました。
手順を詳しく説明します。

使ったのは薪材の端材の桜です。
約150×55×30mmです。葉っぱの形をイメージしてスケッチしました。

外形の大まかな部分をノコギリで切りました。

足になる部分を3mm段落ちさせ、テールピースを避ける丸溝をケガきます。

ノコギリで削りたい深さに切り込みを多数入れ、ノミで削り取ってゆきます。

丸溝部分は専門家の方は丸ノミか豆鉋でしょうが、そんなものは持ち合わせていませんので、ヤスリで削りました。

縦横不要な部分をノコギリで落としてゆきます。

大体それらしい形になってきました。

滑らかな曲面になるようにベルトサンダーで削ります。
サンダーは裏返してハンドル部分をクランプで作業台に固定して、部材を手で持ってベルトにあてて削ります。#80の荒さくらいです。
このサンダーの先端の細くなった部分で結構細かいところまで、削ることができました。


これはサンダーのon /offに用いた自作のフットスイッチです。
別の投稿で紹介します。

顎をのせる部分の凹みはノミで軽く掘り下げました。
次は紙やすりで#400→#1000と仕上げてゆきます。

固定の金具に合わせて穴あけをし、亜麻仁油で仕上げました。

金具をねじ込み、楽器にあたる脚部分にコルクシートを木工用ボンドで貼り付けました。
コルクシートはワインのコルク栓をカッターでスライスして良さそうなものを選びました。

取り付けたところです。形はもう少しコンパクトでも良かったのですが、概ねイメージ通りです。
桜材は軽く、センターマウントにしたのでG線が開放的な音になりました。
もう少し弾きこんで様子をみようと思います。

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